授乳中の脱毛はなぜダメなの?再開時期や注意点まとめ

2021.3.23
医療脱毛

脱毛は完了するまでにある程度の時間がかかります。そのため女性の場合、妊娠・出産・授乳と人生の大きな転機を迎えることもあるでしょう。

その間、脱毛は各サロンやクリニックの規定に沿って休会や施術期間の延長をします。

しかし、”妊娠中や出産直後は施術が出来ない”ことは理解できますが、授乳中も禁止している店舗もあり、いつから脱毛を再開していいのかよくわからない人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、授乳中に脱毛を禁止している理由や、体に負担のない再開時期や注意事項をまとめました。

授乳中に脱毛がNGな理由は?

各医院やサロンの規定にもよりますが、授乳中に脱毛を禁止しているお店はかなりの数になります。

詳しい理由を以下にご紹介いたします。

服用できる薬が少ないから

授乳をしているということは、自分が食べた栄養がそのまま赤ちゃんの体内に母乳を通して入っていきます。

万が一施術を再開して肌に痒みや荒れ、その他トラブルが発生してしまった場合、服用できる薬はほとんどなく、自然治癒になってしまいます。場合によっては施術後の肌トラブルがそのまま傷跡になってしまう事もあるでしょう。

肌以外のトラブルに見舞われたとしても解決方法がかなり狭まってしまうので危ないという考えがあるためNGにしています。

ホルモンバランスが通常時とは異なる

出産後授乳をしている間は、母乳を分泌するためにプロラクチンと呼ばれるホルモンや、母乳を通して赤ちゃんの発育を促進するために分泌されるヒト胎盤性ラクトゲンというホルモンの分泌量が、通常時とは異なっています。

そのため、通常時の施術では全くトラブルがなかった人でも、痛みを多く感じてしまい苦痛に思う原因となったり、肌荒れを起こしやすくなってきます。

育児のストレスや母乳に栄養を取られて体力がない

夜中に何度も起きてミルクをあげることにより、睡眠不足に陥ることはよくあります。さらに、母乳をあげるということは、赤ちゃんにお母さんの栄養を分け与えている状態になります。

お母さんはいつもよりお腹が減ったり、慣れない育児に四苦八苦したりと、思いのほか体力がない状態が続いています。

疲れがたまり、睡眠サイクルが乱れていると、通常より施術で痛みやトラブルを起こしやすく、途中で気分が悪くなってしまう人も中にはいます。

多毛症になっていると効果が出にくい可能性がある

妊娠・出産をすると、個人差があり全員ではありませんが、多毛症になる人がいます。これもホルモンバランスの変化が原因です。

多毛症は一時的なことではありますが、この状態の時に施術をしても通常時より効果が下がってしまいます。せっかく施術してもまたすぐに毛が生えてきてしまいますし、費用や時間も無駄になりかねません。

そのため、サロンやクリニックの多くは、出産後しばらく施術を控えてもらう決まりを設けています。

出産したら脱毛はいつから再開できるのか

では、出産をすると脱毛はいつから再開できるのでしょうか。

クリニックや脱毛サロンによっては、出産直後から受け付けをしているところもあります。

ただし、授乳中は出来ない箇所がいくつかあります。

  • 胸の周辺
  • 両ワキ
  • 背中
  • その他授乳に影響するとみなされる箇所(規定により異なりますので通っている店舗に確認してください)

腕や足など、胸から遠い箇所は施術出来ることもありますが、やはりホルモンバランスによるトラブルが起きる可能性はゼロではありませんので、安全な脱毛をしたい方は授乳が終わるタイミングで検討した方がよいでしょう。

授乳中でも可能なケアの方法

授乳中の敏感な肌でもできる肌ケアの方法は

  • 電気シェーバーを使う
  • 顔用のシェーバーを使う
  • マタニティフォト等のためのエステサロンでケアしてもらう

この3つが適切です。

通常のカミソリだと肌に直接刃が触れるため、ホルモンバランスの乱れた肌ではすぐにカミソリ負けをしてしまいます。電気シェーバーは肌に刃が当たらない仕組みになっているので授乳中でも使う事ができますしデメリットも少なく済みます。

また、楽だからという理由で除毛クリームやブラジリアンワックスを使いたいと思う人もいると思いますが、これらは肌にかなりのダメージを与えます。

通常の肌の状態よりもさらに傷のもとになりますので絶対にやめましょう。

授乳中に脱毛できるサロンで施術をする際の注意点

サロンによっては脱毛が許可されている場所もありますが、その際の注意点をまとめました。

しっかりと相談をしてから脱毛再開を決める

まずは、通っているサロンに出産時期や授乳の状況、肌の状態を細かく相談しましょう。規定では脱毛再開可能となっていても、通常時から赤みが出やすい肌質の方や、相談時の肌のコンディションを見て脱毛をしないほうが良いとアドバイスをする人もいます。

ありのままの肌の状態を伝え、万が一の時の服用が出来ないなどの注意事項を聞き、納得できる場合は再開に踏み切りましょう。

施術後しっかりと保湿する

普段から施術後赤みが出ないように保湿クリームをしっかりと塗っている人でも、さらに徹底したケアを心掛けましょう。

施術後は肌に熱が残っており乾燥しやすくなっています。冬など乾燥する時期は誰しも肌がかさつきがちになりますが、脱毛後も同じように水分量が減りかさつきの原因やかゆみの原因になります。

通常よりもさらに保湿をし、細やかなケアを心がけましょう。保湿効果の高い化粧品に切り替えるのも効果が見られる可能性があります。

少しでも異変を感じたら無理せずやめる

施術中や施術に行く前などに、少しでも肌の調子が悪かったり違和感を感じたらお休みするか申し出るようにしましょう。通常では見逃しがちな体の変化でも、そのまま押し切って施術してしまうとトラブルにつながることがあります。

施術の途中だったとしても気分が悪くなった、いつもより痛い、かゆくてたまらない等のトラブルはすぐに伝え、施術を即やめてもらうようにしてください。

まとめ

基本的には授乳中の脱毛はトラブルにつながる可能性が高く、安全ではありません。

いくら施術可能でもおすすめは出来ません。

自分の体が正常になり、そして無理なく通えるようになってから脱毛を再開し、美しいお肌を手に入れましょう。

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