【お肌の漂白剤】ハイドロキノン5%外用液|特徴や効果的な使い方、副作用について解説します

2021.9.14
美容コラム

ハイドロキノンは、シミの原因となるメラニン色素を作る働きを抑える効果がある薬です。気になるシミやそばかすに有効な薬として知られています。

しかし、高い美白効果が魅力である一方、使用方法や使用量を誤って使ってしまうと肌の状態を悪化させてしまう可能性があるため、注意が必要です。

今回は、ハイドロキノンの効果や特徴、使用する際の注意点を解説します。

シミやそばかすを改善したいという方は参考にしてください。

ハイドロキノン5%外用液とは

ハイドロキノンは、高い美白効果が期待できる外用薬です。メラニンを合成するシロチナーゼの阻害剤であり、メラニン色素を作るメラノサイトに対して細胞毒性を持っています。

言い換えれば「お肌の漂白剤」のような働きをもっており、アメリカでは長く美白治療のために処方されてきました。

日本の医療機関で処方される薬や市販の美容品に配合されるようになったのは、2002年に許可されてからです。

シミやそばかすの原因となるメラニンの生成を防ぐだけでなく、今あるシミやそばかすを薄くする効果も期待できます。

ハイドロキノン5%外用液の効果

ハイドロキノンで期待できる主な効果は次の2つです。

  1. 今あるシミを薄くする
  2. シミの発生を予防する

早速1つずつ見ていきましょう。

①今あるシミを薄くする

ハイドロキノンを使うことで得られる効果の1つ目が、今あるシミやそばかすを薄くすることです。

メラニンを生成する酵素(シロチナーゼ)の活動を弱めることで、シミの原因となるメラニンが作られるのを防ぎます。

肌には、定期的に古い角質が排出されるターンオーバーという機能があります。

今シミのある角質も、時間が経てば肌の表面に押し上げられ、やがて剥がれ落ちます。

ハイドロキノンの使用により、肌の内側からメラニンが生成されるのを防ぐことで、今あるシミを押し出し、シミのない肌へ導くことができるのです。

②シミの発生を予防する

ハイドロキノンには今あるシミを薄くする以外に、新しくシミが作られるのを防ぐ効果も期待できます。

シミの原因となるのは、メラノサイトという細胞から作られるメラニン色素が関係しています。メラニン色素は、紫外線を浴びることでダメージを受けた肌細胞が、肌を守るために作り出すものです。

ハイドロキノンには、このメラノサイトの活動を抑える働きがあります。よって、紫外線によるダメージを受けても、シミの原因となるメラニン色素の発生を防ぐことができるのです。

こんな方におすすめ

ハイドロキノン5%外用液は、以下に当てはまる方におすすめです。

  • 美白になりたい
  • シミやそばかすが気になる
  • あらかじめシミができないよう対策がしたい
  • 肝斑を無くしたい

ハイドロキノン5%外用液の使い方

一般的に、ハイドロキノンは1日2回、朝と夜に使います。

改善したい症状やお肌の状態により容量や使用回数は異なりますが、ハイドロキノンの一般的な使い方は次のとおりです。

  1. クレンジング・洗顔する
  2. 化粧水で保湿する
  3. シミの気になるところにハイドロキノンを塗布する
  4. 乳液、クリームなどで保湿する

まずは洗顔をし、ハイドロキノンを塗りたい箇所を清潔にします。洗顔料はしっかりと泡立て、ゴシゴシとこするのではなく優しく洗いましょう。

ハイドロキノンを塗布する前に化粧水で肌を整えます。

気になるシミやそばかすのある箇所にハイドロキノンを塗ります。顔全体に塗ると部分的に色素が抜けてしまったりかぶれてしまったりする原因になりますので控えてください。

シミの気になる箇所にハイドロキノンを重ね塗りしたあとは、通常どおり乳液やクリームで保湿をします。

ハイドロキノン5%外用液を使用する際の注意点

女性看護師

ハイドロキノンには一般の化粧品の数十倍~数百倍もの美白効果があります。そのぶん、使用方法を誤ると思わぬ肌トラブルを招いてしまう可能性があるのも事実です。

ハイドロキノンを使う際に気をつけたい具体的なポイントは下記の2点です。

  • 使用量を守る
  • 日焼け止めを塗る

①使用量を守る

美白効果が高いと聞くと、ついたっぷりと使いたくなってしまいますが、医師から決められた量・回数を守りましょう。

ハイドロキノンは強い薬ですので、使用量を誤るとかぶれや赤み、刺激の原因となってしまいます。

とくに肌が弱い方は腕などでパッチテストを行い、肌への異常が認められないか確認してから使用するとよいでしょう。

「たくさん塗ればより美白になれる」というわけではないので、正しい容量を使うようにしてください。

②日焼け止めを塗る

特に、朝にハイドロキノンを塗ったあとは必ず日焼け止めを塗りましょう。

強い紫外線を浴びることで、かえってシミが濃くなってしまう可能性があるからです。

普段からの紫外線対策はもちろん、ハイドロキノンを使用中は日焼け止めを塗るのを忘れないようにしましょう。

当院のハイドロキノン5%外用液

成分水、BG、セテアリルアルコール、ミネラルオイル、ハイドロキノン、アスコルビン酸など
リスク・副作用赤み、かゆみ、刺激性皮膚炎

よくある質問

ここでは、ハイドロキノンに関するよくある質問にまとめてお答えいたします。

Q. 使い始めてから効果が出るまでどれくらいかかりますか?

改善したい症状や個人により差はありますが、大体2~3ヶ月ほどで効果が出始める方が多いです。

Q. ニキビ跡にも効果がありますか?

ハイドロキノンの美白効果は、ニキビ跡の色素沈着にも有効です。しかし、完治していないニキビがある場所に使うと、かえって症状を悪化させてしまう可能性があるので注意が必要です。

Q. 妊娠・授乳中でも使用できますか?

妊娠中や授乳中の方は使用をお控えください。

Q. 副作用はありますか?

稀に、ハイドロキノンを塗布した部位に赤みやかゆみ、刺激性皮膚炎が起こることがあります。異常を感じた際は使用を中止し、医師に相談してください。

Q. 発がん性があると聞きましたが安全性には問題ないのでしょうか?

5%濃度のハイドロキノンには、発がん性があることが動物実験にて発見されています。しかし、使用する際は医師に決められた正しい容量や回数を守っていただければ安全性には問題ございません。

Q. 市販品との違いはありますか?

ハイドロキノンは強い薬ですので、一般的に購入できるのは濃度が2%以下のものです。それ以上の濃度のハイドロキノンは病院での処方箋が必要になります。

より高い美白効果を得るためには、病院で処方されるハイドロキノンの使用がおすすめです。

※ご自身で購入・使用される場合も必ず使用量などを守ってお使いください

料金メニュー

当院で取り扱っているハイドロキノンのメニューおよび料金は次のとおりです。

ハイドロキノン5%外用液1,320円(税込)

そのほか、当院では下記のような美白・美肌メニューを取り扱っております。

こんなお悩みにおすすめメニュー名
・肌のシミ・シワやたるみが気になる・身体の内部からキレイになりたい美容点滴・注射
・肌のシミ・くすみ・そばかすが気になる・ニキビ跡を治したいフォトフェイシャルM22
・くすみや肝斑を改善したい・肌の黒ずみが気になるマッサージピール(コラーゲンピール)
・小ジワが気になる・肌がたるみ、ハリがなくなってきたヴェルベットスキン

まとめ

ハイドロキノンは、今あるシミを薄くするだけでなく、新しいシミが作られるのを予防する効果のある薬です。美白効果の高いぶん、正しく容量や回数を守って使用する必要があります。

当院では、医師による診断ののち、患者様の症状やお悩みにあわせてハイドロキノンを処方しております。気になる方はぜひ無料カウンセリングまでお越しくださいませ。

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