脱毛すると生理不順になるのは本当?照射の仕組みと関連性はある?

2021.3.18
医療脱毛

初めて脱毛をするとき、痛みや効果に不安を感じたり、副作用があるのかを気にしたりする方も多いですよね。

施術後、肌に赤みが出てしまうのか、肌が汚くならないかなどを気にする方は特に多いですが、まれに気になる内容として挙げられるのが「生理不順」についてです。

「生理不順」についての相談でよくあるのが二つあります。

  • VIOの施術をしたら生理不順になったという噂を聞いたが本当なのか
  • 生理不順のため予約が取りにくかったりドタキャンする可能性がある

この記事では、この2つの悩みについて解決策をご紹介いたします。

VIOの脱毛をすると生理不順になるのか

口コミや質問サイトでこのような相談を目にすることがありますが、VIO(デリケートゾーンやお尻回りなど)の脱毛と生理不順は一切関係はありません

脱毛の光は毛そのものや毛根のバルジ領域など、ほぼ表面にしか届きませんので、子宮に対してダメージを与える施術ではありません。

では、どうしてこのような噂や相談が来てしまうのでしょうか。いくつか理由を考えてみました。

脱毛をするということで緊張状態になっている

脱毛の予約を入れたものの、

  • もしもその日に生理になってしまったらキャンセルをしなくてはならないかもしれない
  • キャンセルしたら予約を取り直さないといけないかもしれない
  • 施術中に生理になってしまった迷惑がかかるかもしれない

このように考えすぎてしまうと、体が知らず知らずのうちに緊張状態になってしまいます。ホルモンバランスというのは少しの緊張やストレスですぐに崩れてしまいます。

また、脱毛の緊張感から眠りが浅くなり、睡眠サイクルが崩れてしまう人もいます。

実際に、生理が少し遅れただけで「妊娠かもしれない!」と焦ると余計生理が遅れてしまった、というケースはよくあります。生理というものは本人の意思と関係なく突然来てしまう事もありますし、女性用サロンの担当者は女性ですから理由を言えば理解してくれますので、そこまで緊張しなくて大丈夫です。

脱毛の施術後にゆっくり体を休ませていない

脱毛サロンやクリニックに行って脱毛をするということは、 自分ではない人が全身をくまなく施術してくれるという普段の生活ではあまり経験しない行為を受けることになります。

また、脱毛前に自己処理をきちんとしないといけなかったり、出かけなくてはなりません。さらに、施術後はどっと疲れてしまう人もいます。

また、施術後はお肌に熱を持った状態ですし、照射のエネルギーが体内に残っていますから、普段とは違う状態になっています。

体が疲れた状態であるときにしっかりと休まなければ、体にとってストレスになります。ただでさえ施術で肌に多少なりともダメージを受けているのにもかかわらず、体全体にダメージを与えてしまうとホルモンバランスはあっという間に崩れてしまいます。

施術後はしっかりと体を休ませましょう。無理は禁物です。

生理不順の噂を信じ切ってしまう

VIOの脱毛が生理不順になるという噂を信じ切ってしまい、思い込むことによって本当に不順になってしまう事はあり得ます。

「病は気から」という言葉があるように、気持ちが落ち込んだりふさぎ込んでいると、体は元気でも思い通りのパフォーマンスが出来ないことはよくあります。さらに、女性のホルモンバランスはかなり繊細ですのですぐに崩れてしまいます。

医学的根拠として脱毛から生理不順という事は立証されていません。安心してください。

突然生理になってしまったときの方法

それでは、予約日に突然生理になってしまったらどうすればいいのでしょうか。答えは簡単です。「わかった段階ですぐに連絡」しましょう。

サロンやクリニックの決まりにもよりますが、突然の生理というのは誰しもが経験がある事ですし、仕方のないことでもあります。そのため、当日キャンセルだったとしても、施術前までに何らかの説明をしていれば予約を取り直してくれたり、何のペナルティもなくキャンセルさせてくれることが大半です。

生理になってしまった段階で担当の店舗に電話をし、しっかりと理由を伝えてください。

また、サロンによってはVIOのみできない、もしくは全身のどのパーツも脱毛が出来ない、など規定が違いますので、生理になった段階で一度相談してみてください。

生理不順の人が脱毛をする際の注意点

脱毛に挑戦する人の中には、脱毛経験の有無にかかわらず、もともと生理不順の人もいます。

そんな方はどうしたらいいのでしょうか。

病院に行って治療をしてから脱毛に挑戦する

生理不順の根本を治療するという方法がまずは一番良い方法でしょう。不順という事は何か原因があります。

もしかしたら思いがけない大きな病気が潜んでいる可能性もあります。治療したら生理周期が整ったという例もありますから、一度怖がらずに相談し、解決してから脱毛にチャレンジしましょう。

低用量ピルで周期を整える

病院に行っても特に原因が不明、もしくは仕事の内容によっては夜勤などがあり、生活習慣が乱れてしまう場合もあります。

その場合は、低用量ピルなど薬の力に頼り、ホルモンバランスを調整、コントロールするのも手です。日本ではあまりメジャーな方法ではありませんが、海外では使っている女性は多いです。

ただし、低用量ピルを処方してもらう際に、

  • 病院の先生に今後脱毛をするつもりであること(脱毛の種類もしっかり伝えましょう)
  • 脱毛サロンやクリニックに低用量ピルを使っても脱毛が出来るのか確認すること

この2点の確認をしっかり確認しておきましょう。クリニックやサロンによっては低用量ピルを飲んでいると施術を断られる場合もあります。

低用量のピルであれば照射したときの副作用がほとんどないだろうと気にせず照射するクリニックやサロンもありますが、 体質によっては低用量ピルだったとしても副作用がでることはないとは言い切れません。医師の診断をしっかりしてから施術・服用に踏み切ってください。

また、中容量以上のものだと肌に赤みが出たり、痒みが出るなどの副作用を起こすリスクが高くなるとも言われていますし、断られる場合が多いです。もとよりピルを服用している人は契約前に必ず相談しましょう。

当日キャンセルのルールが優しいサロンを選ぶ

生理不順の人は周期がしっかりしている人よりも当日キャンセルをする可能性が高くなりがちです。

そのため、脱毛サロンを選ぶときに、当日キャンセルのルールがどうなのかで選ぶのも大事です。施術時間の1分でも前ならキャンセルOKという場合もあれば、当日〇時間前までという厳密なルールが決められているサロンやクリニックもあります。

何も施術をしてもらっていないのに1回消化したり、キャンセル料を追加で徴収されるのはとてももったいないことです。無料カウンセリングや相談の段階で、キャンセル時のルールが自分に合っているかどうかをしっかり調べておきましょう。

生理中はVIO以外の施術もできるだけしないほうが良い

施術してくれる店舗によってVIO以外なら生理中でも施術をしてくれる場合がありますが、生理になった場合は、どの部位も施術はしないほうが良いとされています。

  • ホルモンバランスの崩れにより肌が敏感になっているため
  • 普段より痛みやかゆみが出る可能性があるため
  • 通常時より効果が下がる可能性があるため

せっかく施術してもらっても痛いうえに効果が下がっていたら全くいいことがありません。そして、腹痛や頭痛など生理中には体調不良になりやすいですから、無理をしないほうが良いでしょう。

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まとめ

脱毛と生理不順について、直接の関係はないとされていますが、少しのことで女性のホルモンバランスは崩れますので、無理をせず気持ちの良い施術が出来るようにしっかり体と相談しましょう。

また、医療機関にかかる場合やもともと低用量ピルを服用している場合は事前に相談してから脱毛を開始してください。

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