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パニック障害はオンライン診療で相談できる?外出が不安な人の受診方法とおすすめのオンライン心療内科

パニック障害は、突然の動悸や息苦しさ、めまいなどの発作を繰り返し、「また発作が起きたらどうしよう」という予期不安が強くなることがある病気です。

電車や人混み、外出先で発作が起きるのが怖く、心療内科に通うこと自体が負担になっている人もいるでしょう。

パニック障害はオンライン診療でも相談できます。自宅から医師に症状を伝えられるため、外出や移動に不安がある人にとって受診方法の選択肢になります。

ただし、オンライン診療では薬の種類や処方に制限があり、対面での診察が必要になる場合もあります。

この記事のポイント
  • オンライン診療でパニック障害の症状や治療について相談できる
  • 薬の処方は医師の判断による。初診のオンライン診療では処方できない薬もある
  • クリニックを選ぶ際は、保険適用・診療時間・対面診療との連携を確認する

なお、初めて経験する強い胸の痛みや息苦しさ、意識が遠のくような症状は、パニック発作と決めつけないことが大切です。

心臓や肺などの病気の可能性もあるため、症状が強い場合や緊急性が疑われる場合は、オンライン診療の予約を待たずに救急医療につないでください。

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目次

パニック障害はオンライン診療で相談できる?

パニック障害の症状は、オンライン診療でも医師に相談できます。ただし、オンラインだけですべての検査や治療が完結するとは限りません。

症状や経過によっては対面診療が必要になるため、オンライン診療で対応できる範囲を知っておきましょう。

外出や移動が不安な人こそオンライン診療が向いている

パニック障害では、突然の動悸や息苦しさ、めまいなどの発作に加えて、「また発作が起きるのではないか」という予期不安が生じることがあります。

発作が起きた場所や、すぐに逃げられないと感じる場所を避けるようになり、電車やバス、人混みへの外出が難しくなる人もいます。

このような場合、自宅から受診できるオンライン診療は、医療機関への移動が負担になっている人にとって利用しやすい選択肢です。通院中に発作が起きる不安を抱えている人も、自宅など落ち着ける環境から医師に症状を説明できます。

ただし、オンライン診療を利用すること自体が治療になるわけではありません。医師と相談しながら、必要に応じて対面診療や心理療法なども組み合わせ、無理なく治療を続ける方法を考えることが大切です。

オンライン診療でできること

オンライン診療では、医師による問診を通して、発作の頻度や症状、発症した時期、日常生活への影響などを伝えられます。

医師が診察したうえで、パニック障害の可能性やほかの病気との区別、今後の治療方針について相談できます。

必要に応じて薬物療法が検討され、医師が適切と判断すれば薬が処方されることもあります。また、仕事や学校を休む必要がある場合などは、診断書を発行できるか相談することも可能です。ただし、診断や処方、診断書の発行が必ず受けられるわけではありません。

オンラインでは身体診察や一部の検査ができないため、症状によっては対面受診を勧められます。受診前に、診療内容や保険適用の有無、処方の条件を確認しておくと、受診後の行き違いを防ぎやすくなります。

対面受診を優先したほうがいい人

初めて強い動悸や息苦しさが起きた場合や、胸の痛み、失神、意識の異常などがある場合は、パニック障害だと自己判断せず、身体の病気も含めて評価を受ける必要があります。

特に症状が強い、急に悪化している、普段と明らかに違う場合は、オンライン診療よりも救急医療や対面での診察を優先してください。

また、オンライン診療で医師が十分な情報を得られない場合や、身体診察・検査が必要と判断した場合にも、対面受診が勧められます。これはオンライン診療が不適切という意味ではなく、安全に診断・治療するための対応です。

外出への不安が強く、すぐに通院できない人は、まずオンラインで相談し、必要に応じて対面診療につなげる方法もあります。予約時には、発作の症状や外出が難しいことを伝え、どのような場合に対面受診が必要になるのか確認しておきましょう。

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パニック障害の治療とオンライン診療で処方される薬

パニック障害の治療では、発作を抑えることだけでなく、発作への恐怖や予期不安を和らげ、避けていた場所や行動を少しずつ取り戻すことも目指します。

薬物療法や認知行動療法などが選択肢になりますが、症状や体調、これまでの治療歴によって適した方法は異なります。

治療の基本は薬物療法と認知行動療法

パニック障害の治療では、薬物療法と認知行動療法などの心理療法が用いられます。

薬物療法では、抗うつ薬の一種であるSSRIなどが選択肢となり、発作の頻度や予期不安を軽減することを目指します。薬の効果が現れるまでに時間がかかることもあるため、効果や副作用を確認しながら治療を続けます。

認知行動療法では、発作に対する考え方や不安を強める行動パターンを整理し、恐怖を感じる状況に段階的に向き合う方法などを学びます。どちらか一方だけでなく、症状や本人の希望に応じて組み合わせることもあります。

オンライン診療でも治療方針について相談できますが、診療時間やサービスによって対応できる心理療法は異なります。薬の処方だけでなく、カウンセリングや認知行動療法を受けられるかも確認しましょう。

オンライン診療で処方されることがある薬

パニック障害の薬物療法では、SSRIなどの抗うつ薬が使われることがあります。

これらは不安や発作を長期的にコントロールするために用いられ、医師が症状や既往歴、併用薬などを確認して処方を判断します。服用開始後に吐き気や眠気などの副作用が出る場合もあるため、気になる症状があれば医師に伝えましょう。

オンライン診療でも、診察の結果、医師が適切と判断した場合には薬が処方されることがあります。ただし、オンラインなら希望する薬を必ず処方してもらえるわけではありません。初診では、症状の評価や安全性の確認が十分にできない場合などに、処方を見送ったり対面診療を勧めたりすることがあります。

すでに薬を服用している人は、薬名・用量・服用期間がわかるものを用意しておくと、診察で情報を伝えやすくなります。自己判断で薬を増減・中断せず、変更については医師に相談してください。

初診のオンライン診療で処方できない薬

厚生労働省の案内では、初診からのオンライン診療では、麻薬や向精神薬を処方できないとされています。また、基礎疾患などの情報が把握できていない患者に対する一部の薬や、一定条件下での長期処方にも制限があります。

パニック障害の治療で使われることがあるベンゾジアゼピン系の抗不安薬は、向精神薬に該当するものがあり、初診のオンライン診療で処方を受けることはできません。そのため、「オンラインで受診すれば、初診から抗不安薬をもらえる」と考えて予約するのは避けましょう。

薬の処方条件は、薬の種類や診療状況によって異なります。現在服用している薬がある場合や、特定の薬について相談したい場合は、予約前にクリニックへ確認しておくとスムーズです。医師がオンライン診療では安全に対応できないと判断した場合は、対面診療につなぐことがあります。

オンライン診療での抗不安薬の扱い

オンライン診療のエニキュアでは、初診からオンラインで心療内科・精神科の診察を受けられます。

ただし、公式案内によると、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬・抗不安薬を希望する場合は、先に同じ法人内のクリニックで対面受診する必要があります。オンライン初診ですぐに処方されるわけではないため、受診前に把握しておきたいポイントです。

抗不安薬が必要かどうかは、症状や治療歴などを踏まえて医師が判断します。対面受診を経た場合でも、希望する薬が必ず処方されるとは限りません。まずは発作の頻度や不安の程度、生活への影響を医師に伝え、薬以外の治療も含めて相談しましょう。

エニキュアは公式案内で、18歳以上を対象に、朝8時から深夜24時までのオンライン診療を案内しています。身体診察や検査が必要な場合、緊急性が高い場合には対面受診を案内されることがあります。

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パニック障害のオンライン診療クリニックの選び方

オンライン診療を選ぶ際は、予約の取りやすさだけでなく、費用や処方条件、継続的な治療を受けられる体制も確認しましょう。

特に抗不安薬について相談したい人は、初診時の処方制限と対面診療へのつながり方を事前に確認することが重要です。

保険診療かどうか

オンライン診療の費用は、保険診療か自由診療かによって大きく変わります。

保険診療の場合、健康保険の自己負担割合に応じて診察料などが決まりますが、初診料や再診料、検査、処方内容、システム利用料などによって支払額は異なります。診断書などの文書料は、保険適用外となることもあります。

一方、自由診療のオンラインクリニックでは、診察時間やサービス内容に応じて料金が設定されていることがあります。初診料がわかりやすい場合でも、再診料や薬代、診断書代、配送費などが別途必要になるケースがあるため、総額を確認しましょう。

費用を抑えて継続的に治療したい人は、保険適用の有無と再診時の料金を重視すると選びやすくなります。じっくり話す時間を優先したい場合は、自由診療も含めて診察時間と費用のバランスを比べるとよいでしょう。

夜間・土日に受診できるか

パニック障害では、発作への不安から外出を避けたり、仕事や家事を続けることが難しくなったりする場合があります。

平日の日中に時間を確保しにくい人は、夜間や土日にも診察を受けられるクリニックを選ぶと、受診を続けやすくなります。

ただし、予約受付時間と実際の診療時間は同じとは限りません。夜間に予約できても、希望する日時に担当医の枠が空いているとは限らないため、予約カレンダーで確認しましょう。また、診察後に体調が悪化した場合の連絡先や、緊急時の対応についても把握しておくと安心です。

オンライン診療は、急な発作に対する救急サービスの代わりではありません。強い胸痛や呼吸困難など、緊急性が疑われる症状がある場合は、予約時間を待たずに救急医療を利用してください。

対面のクリニックと連携しているか

オンライン診療では、身体診察や検査が必要になった場合に、対面受診へ切り替えることがあります。

また、希望する薬によっては初診のオンライン診療で処方できず、対面診療が必要になることもあります。そのため、対面の医療機関と連携しているか、必要時にどこを受診すればよいかを確認しておきましょう。

特に、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬や睡眠薬について相談したい人は、初診時の処方条件を確認することが大切です。オンライン診療の案内に「薬の処方に対応」と記載されていても、すべての薬が初診から処方されるわけではありません。

連携先の有無だけでなく、対面受診の予約方法や場所、オンラインから対面へ切り替える際の費用も確認しておくと、治療が必要になったときに慌てずに済みます。

カウンセリング・認知行動療法を併用できるか

パニック障害の治療では、薬物療法に加えて、発作への恐怖や予期不安に向き合う心理的な支援が役立つ場合があります。

カウンセリングや認知行動療法を希望する人は、医師の診察とは別に心理士によるカウンセリングを受けられるか、対応している治療法や費用を確認しましょう。

ただし、一般的なカウンセリングと、パニック障害に対する認知行動療法は同じものではありません。心理士が在籍していることだけで、認知行動療法を受けられるとは限らないため、実施内容を具体的に確認することが重要です。

また、カウンセリングが保険適用か自由診療か、1回の時間や頻度、医師の診察と併用できるかもサービスによって異なります。外出や電車への不安を少しずつ減らしたい人は、継続的な心理的支援を受けられるかも比較のポイントになります。

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パニック障害のオンライン診療おすすめクリニック

パニック障害の相談先を選ぶときは、保険診療に対応しているか、受診できる時間帯、カウンセリングの有無などを比べることが大切です。

ここでは、オンラインで精神科・心療内科の診察や心理的な相談を受けられるサービスを紹介します。薬の処方や診断書の発行は、いずれも医師の判断によります。

クリニック・サービス 診療形態・料金の目安 特徴
エニキュア 保険診療に対応。初診5,160円〜(3割負担の場合) 朝8時〜24時のオンライン診療。ベンゾジアゼピン系の薬は事前の対面受診が必要
ウープスハート 自由診療。初診30分6,028円(税込) 初診から30分の診察時間を確保
かもみーる 保険診療に対応。精神科医のオンライン診療は約4,450〜6,650円 医師の診察と心理士のカウンセリングをそれぞれ利用できる

料金は各公式サイトの掲載情報をもとにした目安です。診察内容や処方、時間帯などで変わる場合があるため、予約前に最新情報をご確認ください。

エニキュア

エニキュア|精神科・心療内科専門オンライン診療 (@anycure_jp) on X
項目 内容
診療方法 オンライン診療
診療時間 8:00〜24:00
初診料 5,160円〜(3割負担の場合)
再診料 2,650円〜(3割負担の場合)
カウンセリング 2,980円/30分
診断書 4,400円

エニキュアは、外出や移動に不安があり、自宅から精神科・心療内科の診察を受けたい人に向いているオンライン診療サービスです。

公式案内では朝8時から深夜24時までの受付時間が案内されており、日中に時間を取りにくい人も予約枠を探せます。保険診療に対応しているため、自由診療のみのサービスとは費用の仕組みが異なります。

ただし、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬・抗不安薬については、先に同じ法人内のクリニックで対面受診する必要があります。初診のオンライン診療ですぐに処方されるわけではないため、抗不安薬を希望する人はこの条件を確認しておきましょう。身体診察や検査が必要な場合などは、対面受診を案内されることもあります。

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ウープスハート

項目 内容
診療方法 オンライン診療
診療形態 自由診療
初診料 30分6,028円(税込)
診断書 4,840円(税込)
カウンセリング 心理士による相談メニューあり

ウープスハートは、初診で30分の診察時間が設けられているオンラインの精神科・心療内科サービスです。

パニック発作の症状だけでなく、いつから不安が強くなったのか、外出や仕事にどのような影響が出ているのかなど、医師に伝えたいことを整理して相談したい人に向いています。

自由診療のため健康保険は適用されず、初診料は税込6,028円です。薬が処方される場合は薬代などが別途かかり、再診料も診察時間によって異なります。

医師の診察に加えて心理士によるカウンセリングも選択できますが、対応内容や費用はメニューによって異なります。薬の処方条件や診断書の発行については、予約前に公式サイトで確認しましょう。

かもみーる

項目 内容
診療方法 精神科医によるオンライン診療
保険適用 対応
診察料の目安 約4,450〜6,650円
カウンセリング 心理士によるオンライン相談あり
カウンセリング料金 45分6,600円

かもみーるは、精神科医によるオンライン診療に加え、心理士によるカウンセリングも利用できるサービスです。

パニック発作や予期不安について医師に相談したい人だけでなく、日常生活で抱える不安やストレスについて、心理的なサポートも受けたい人に向いています。

公式サイトでは、精神科医のオンライン診療は約4,450〜6,650円、心理士によるカウンセリングは45分6,600円と案内されています。

診察とカウンセリングは目的が異なり、診察では医師が診断や薬の処方を判断し、カウンセリングでは気持ちや悩みを整理する支援を受けられます。利用を考える場合は、診察の予約枠や費用、パニック障害について相談できるかを事前に確認しましょう。

オンライン診療で受診するときの準備

オンライン診療では、医師が画面越しに症状や生活への影響を把握できるよう、伝えたい内容を事前に整理しておくと役立ちます。

緊張してうまく話せない場合も、メモを見ながら説明して問題ありません。

発作の状況をメモしておく

診察前に、発作が起きた日時や場所、症状、続いた時間、そのときの状況をメモしておきましょう。「電車に乗っているときに動悸と息苦しさが出た」「10分ほどで落ち着いたが、その後は電車に乗るのが怖くなった」など、具体的に書くと医師が経過を把握しやすくなります。

発作の回数や頻度、発作が起きそうで避けている場所、仕事や家事への影響も重要な情報です。薬を服用している場合は、薬名や量、飲み始めた時期、副作用の有無も整理しておきましょう。すべてを詳しく書く必要はなく、思い出せる範囲で構いません。

何を話せばよいかわからない場合は、「いつから」「どんな症状があるか」「生活で困っていること」の3点からまとめると、診察で伝えやすくなります。心療内科の初診で話す内容については、関連記事「心療内科の初診では何を話す?」も参考になります。

静かで安心できる場所と通信環境を用意する

オンライン診療では、周囲の会話が聞こえにくく、プライバシーを確保できる場所を選びましょう。

自宅の落ち着ける部屋など、症状や生活の悩みを話しやすい環境が適しています。家族と同居している場合は、診察中に声が聞こえない場所を確保できるか考えておくとよいでしょう。

また、スマートフォンやパソコンの充電、インターネット接続、カメラ・マイクの動作を事前に確認してください。サービスによっては、専用アプリやビデオ通話の設定が必要です。

本人確認書類や健康保険の資格情報、服用中の薬がわかるものなど、案内された書類も用意しておきましょう。

通信が不安定だと、症状を十分に説明できない可能性があります。できるだけ安定した回線を使い、診察時間に余裕を持って接続するのがおすすめです。

診察中に不安が強くなったときは、医師に伝えてよい

医師と話している最中に動悸や息苦しさが出たり、緊張して言葉が出にくくなったりすることもあります。

その場合は、無理に話を続けようとせず、「今、不安が強くなっています」「少し休んでもいいですか」と伝えてかまいません。症状が起きた状況そのものも、医師が状態を理解するための情報になります。

話すのが難しいときに備えて、伝えたいことをメモや問診票にまとめておく方法もあります。症状をうまく説明できないからといって、受診を諦める必要はありません。診察では、医師の質問に答えながら少しずつ整理していくこともできます。

ただし、これまで経験したことのない強い胸痛や呼吸困難、意識が遠のくような症状が出た場合は、パニック発作だと決めつけず、緊急性に応じて救急医療を利用してください。

発作が起きたときの対処と相談先

パニック発作のような症状が起きたときは、まず安全を確保し、症状の強さや普段との違いを確認してください。

過去にパニック発作を経験していても、すべての動悸や息苦しさがパニック障害によるものとは限りません。初めての症状や強い身体症状がある場合は、医療機関への相談を優先しましょう。

発作中にできること

動悸や息苦しさなどの症状が出たら、可能であれば安全な場所で座り、慌てて動き回らずに落ち着ける環境を確保しましょう。

呼吸を無理に深くしようとせず、苦しくない範囲でゆっくり息を吐くことを意識する方法もあります。周囲に信頼できる人がいれば、そばにいてもらうのもよいでしょう。

パニック発作は強い恐怖を伴いますが、症状が出たからといって、必ずしも命に関わる事態が起きているとは限りません。ただし、初めての症状や、いつもと違う胸痛・息苦しさなどがある場合は、パニック発作だと決めつけないことが大切です。

紙袋を口に当てて呼吸する方法は、別の病気が原因だった場合に危険となる可能性があるため避けてください。

発作が落ち着いた後も不安が続く場合は、症状が出た時間やきっかけ、続いた時間を記録しておくと、診察時に経過を伝えやすくなります。

救急を受診すべきとき

突然の強い胸痛や急な呼吸困難、意識を失う・意識がぼんやりするなどの症状がある場合は、パニック発作だと自己判断せず、緊急の医療対応を求めてください。

厚生労働省も、突然の激しい胸痛や急な息切れ・呼吸困難などは、迷わず119番で救急車を呼ぶ症状として案内しています。

また、これまで経験したことのない症状が出た場合や、症状が強く長引く場合、普段の発作と明らかに違う場合も、早めに医療機関へ相談しましょう。パニック障害の診断を受けている人でも、別の病気が同時に起きる可能性はあります。

オンライン診療は、緊急性が高い症状に対応するための手段ではありません。救急車を呼ぶべきか迷う場合は、地域で利用できる救急相談窓口に相談する方法もありますが、明らかに緊急性が高いときは119番を優先してください。

相談窓口

パニック発作への不安や、心の不調について誰かに相談したい場合は、公的な電話相談窓口も利用できます。

厚生労働省が案内する「こころの健康相談統一ダイヤル」は、電話をかけた地域の公的な相談機関につながる窓口です。電話番号は 0570-064-556 で、相談できる曜日や時間は都道府県・政令指定都市によって異なります。

電話相談は、医師による診断や治療の代わりではありませんが、気持ちを整理したり、地域の相談先を確認したりする際に利用できます。電話をかけること自体が難しい場合は、自治体の精神保健福祉センターなどの窓口を公式サイトで確認する方法もあります。

強い身体症状があるときや、自分の安全を保てないほど切迫しているときは、一般相談窓口ではなく救急医療につないでください。相談先の受付時間は変更される場合があるため、利用前に公式情報を確認しましょう。

パニック障害のオンライン診療に関するよくある質問

オンライン診療を検討するときは、薬の処方や診断書、通院の継続について疑問を持つ人もいるでしょう。

ここでは、受診前に知っておきたい点をまとめます。

オンライン診療で薬はもらえる?

オンライン診療でも、医師が診察し、薬の処方が適切と判断した場合には処方を受けられることがあります。

ただし、オンライン診療であればどの薬でも処方できるわけではありません。厚生労働省は、初診のオンライン診療では麻薬や向精神薬を処方できないことなどを案内しています。

パニック障害では、症状や治療歴に応じてSSRIなどの抗うつ薬が選択肢になることがありますが、処方する薬や治療方針は医師が判断します。

オンラインでは十分な情報が得られない場合、薬の処方を見送ったり、対面受診を勧めたりすることもあります。希望する薬がある場合は、予約前に処方条件を確認しておきましょう。

抗不安薬を処方してもらうにはどうすればいい?

抗不安薬のうち、ベンゾジアゼピン系の薬は向精神薬に該当するものがあり、初診のオンライン診療では処方できません。必要性がある場合は、医師の判断により対面診療で症状や治療歴を確認するなど、適切な診察を受ける必要があります。

エニキュアでは、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬・抗不安薬について、先に同じ法人内のクリニックで対面受診する必要があると案内しています。対面受診をすれば必ず処方されるという意味ではなく、症状や安全性を踏まえて医師が判断します。

薬を希望する場合も、まずは発作の頻度や不安の程度、生活への影響を伝え、治療方法を相談しましょう。

電車に乗れなくても通院を続けられる?

電車に乗ることや外出に強い不安がある場合、オンライン診療を利用することで、自宅から診察を受けられる可能性があります。

通院そのものが負担になっている人にとって、治療を始めるきっかけや、継続して医師に相談する方法の一つになります。

ただし、症状の評価や検査のために対面受診が必要になる場合もあります。オンライン診療を選ぶ際は、対面診療との連携や、必要時の受診先を確認しておきましょう。

パニック障害の治療では、医師と相談しながら不安への対処を学び、必要に応じて心理療法なども取り入れることがあります。外出が難しいことを予約時に伝え、利用できる方法を相談してみてください。

仕事を休むための診断書はもらえる?

オンライン診療でも、医師が診察したうえで必要性を認めれば、診断書について相談できる場合があります。

ただし、診断書の発行は必ず受けられるものではなく、診断や症状、職場から求められている書類の内容などを踏まえて医師が判断します。初診時に発行できるかどうかも、医療機関によって対応が異なります。

仕事を休むために必要な場合は、どのような書類を提出する必要があるのか、職場の担当者に確認しておくとよいでしょう。

診断書の料金や発行までの日数、オンラインで受け取れるかどうかも事前に確認してください。仕事を続けることが難しいほど症状が強い場合は、診断書の相談だけでなく、休養や治療の進め方についても医師に伝えることが大切です。

不安障害(全般性不安障害)もオンラインで相談できる?

全般性不安障害など、パニック障害以外の不安に関する悩みも、オンライン診療で相談できる場合があります。

日常的な心配が続く、緊張が抜けない、眠れないなどの症状がある場合は、いつから続いているのか、生活にどのような影響が出ているのかを医師に伝えましょう。

ただし、不安を感じる症状がすべて不安障害によるものとは限らず、身体の病気や別の精神疾患が関係している可能性もあります。オンライン診療で十分に評価できない場合は、対面診療や検査が必要になることもあります。

予約前に、対応している診療内容や保険適用の有無を確認し、自分の症状について相談できる医療機関を選びましょう。

まとめ

パニック障害はオンライン診療でも相談できるため、電車や外出への不安が強く、心療内科への通院が難しい人にとって受診方法の選択肢になります。

医師に症状や生活への影響を伝え、薬物療法や心理療法など、状態に合った治療を相談しましょう。

ただし、初診のオンライン診療では処方できない薬があり、エニキュアでもベンゾジアゼピン系の睡眠薬・抗不安薬は事前の対面受診が必要です。保険適用や診療時間だけでなく、薬の処方条件や対面診療との連携も確認しておきましょう。

受診先を選ぶときのチェックポイントは以下の通りです。

・保険診療に対応しているか
・希望する時間帯に受診できるか
・薬の処方条件が明確か
・必要な場合に対面診療へつなげられるか
・カウンセリングや認知行動療法を利用できるか

発作への不安を一人で抱え続ける必要はありません。まずは自分の症状や困っていることを整理し、相談できる医療機関を探すところから始めてみましょう。

初めて経験する強い胸痛や呼吸困難などがある場合は、パニック発作と決めつけず、救急医療を優先してください。

参考情報

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