シミや肝斑の治療に使われるユベラは、ビタミンEを主成分とした薬です。ビタミンEの欠乏症や改善が期待できます。
そのほか、血液の流れを良くする血行促進作用もあるため、頭痛や末端冷え性、動脈硬化の予防として使われることも。
この記事では、ユベラの特徴や副作用、正しい飲用方法をまとめて解説します。
ユベラはビタミンEを主成分とする薬です。別名で「トコフェロールニコチン酸エステル」と呼ばれることもあります。
ユベラには血液の循環をよくする作用があり、肌の新陳代謝(ターンオーバー)を正常化させ、シミやそばかすを改善する効果があります。
シミやそばかすのほかにも、肝斑などの治療において処方されることが多いです。
血液の循環を促す作用があるので、末端冷え性や動脈硬化の予防としても効果が期待できます。
ユベラに期待できる効果は具体的に3つあります。
早速1つずつ見ていきましょう。
ユベラの効果の1つ目は、シミやそばかすを薄くすること。
ユベラを服用すると血液循環が良くなり、肌の新陳代謝であるターンオーバーが活性化します。
そうすることで、シミのある古くなった角質が肌の表面まで押し上げられ、やがて剥がれ落ちます。
ターンオーバーを繰り返すことでシミやそばかすが少しずつ薄くなり、キレイな肌として生まれ変わるのです。
今あるシミを薄くするだけでなく、新しくシミができるのを防げるのもユベラの特徴です。
抗酸化作用があるので、酸化によるダメージから肌細胞を守り、シミの生成を防ぎます。
通常、肌は紫外線を浴びるとダメージを受けます。しかし、ユベラには紫外線のダメージから肌細胞を守る働きがあるので、シミの生成や肌トラブルを防げるのです。
ユベラには、血行を促進する作用もあります。血管内で血液が固まるのを防いでくれるので、末端冷え性や頭痛の改善に有効です。
血行の促進作用を活かし、動脈硬化の方に処方されることもあります。
ユベラは下記のようなお悩みをお持ちの方におすすめです。
改善したい症状や個人により差はありますが、基本的にユベラは1回1錠もしくは2錠を飲用します。
ユベラの主成分であるビタミンEはビタミンのなかでも脂溶性のもので、水溶性のものと比べ体内に蓄積しやすい特徴があります。
過剰な摂取は控え、医師に指示された量や回数を守って飲用してください。
当院では、サンノーバ株式会社が製造しているユベラを処方しています。
製品名 | ユベラ錠50mg |
成分 | トコフェロール酢酸エステル、アラビアゴム末、黄色 5 号、カルナウバロウ、カルメロースカルシウム、含水二酸化ケイ素、軽質無水ケイ酸、酸化チタン、ステアリン酸、精製白糖、タルク、沈降炭酸カルシウム、トウモロコシデンプン、乳糖水和物、白色セラック、ヒドロキシプロピルセルロース、ポビドン、マクロゴール6000、D-マンニトール |
内容量 | 1,000錠 |
ここでは、ユベラに関するよくある質問にまとめてお答えいたします。
ユベラの副作用には次のようなものがあります。
ただし、副作用が起こる割合は0.1%~5%と非常に稀です。
市販品のなかには、ユベラと同様・同量の成分が含まれたものもあります。
ただし、市販薬は保険の適用外なので価格が高くなることがあります。
ユベラは継続して飲み続ける必要があるので、安全面でも医師の指示のもと飲用するのがおすすめです。
ユベラによる症状の改善が見られるのは、飲み始めてから数週間~数ヶ月後が多いです。
定期的に飲用いただくことで、より効果を実感していただきやすくなります。
妊娠・授乳中の方はユベラを飲用いただけません。
稀に「ユベラを飲んで痩せた」と聞くことがあるかもしれませんが、ユベラにダイエット効果はありません。
これは、ユベラを飲むことで血液の循環が良くなり、代謝が良くなった結果として痩せたということが考えられます。
当院で取り扱っているユベラのメニューおよび料金は次のとおりです。
ユベラ | 1,980円(税込) |
美肌セット(シナール、トランサミン、ユベラがセットになったもの) | 6,050円(税込) |
ビタミンEを主成分とするユベラは、シミやそばかすの改善に効果を発揮します。
また、血液の循環を良くすることで、新陳代謝アップや末端冷え性、頭痛などの改善にも有効です。
当院ではユベラ単体のほかに、シナールとトランサミンも加えた「美肌セット」も取り扱いがございますので、気になる方はお気軽にお問い合わせくださいませ。