ダーマペンは肌に穴を開ける施術になりますので、どうしてもダウンタイムが存在します。
特に顔に関する美容のため、出来る限りダウンタイムを短くしたいと思うのは当然ですよね。
そこでこの記事では、ダーマペン施術でのダウンタイムを出来る限り短くする方法をご紹介いたします。
正しい肌ケアを行うと自然とダウンタイム時だけではなく、普段の肌の状態も良くなりますよ。
「ダウンタイム」とは、美容整形など顔や体に傷や施術を入れる行為によく使われる言葉です。
とりわけ、ダーマペンの施術に関しての「ダウンタイム」とは、施術してから肌が元通りに回復するまでの期間を指します。
ダーマペンでの施術をしたあとに非常に起こりやすい肌の変化は以下の通りです。
ダーマペンは肌に多くの針を刺し、その回復力(ターンオーバー)によってニキビや肌トラブルから脱却する施術方法になりますので、美容整形と同じく肌に傷をつけていることになります。
そのため、日常生活を取り戻すまでに時間がかかる場合があります。
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ダーマペンのダウンタイムの目安は、施術箇所や皮膚の厚み、肌質によって大きく異なります。
施術箇所や肌の状態によっては、針をどの程度刺すのか深さが変わってきます。
一般的な目安としては、
と考えるのが良いでしょう。
特に頬の高い部分やおでこの皮膚が薄い部分は赤みや流血が治まるまでに少し時間がかかる場合があります。
では、ダーマペンの施術後、やってはいけない行動はどのようなものがあるのでしょうか。
代用的なNG行動をご紹介いたします。
施術当日は、入浴並びに洗顔は出来ません。
入浴は全身の体温が上昇し、血流の活発化を助長する行為です。施術後出血をする人が多く、仮に時間が経ち止血したとしても、入浴をするとまた血が出てしまいます。
更には、洗顔は顔に刺激を与えてしまうので要注意です。穴が無数に開いて傷ついている肌に洗顔をすると大変刺激が強く感じます。
いつもよりヒリヒリ感を感じるため不快感が増し、さらにはダウンタイムが長引く可能性が高くなります。
体を洗う際にはシャワーで顔以外をさっと洗うのみにとどめましょう。
施術当日は化粧もできません。
施術前にノーメイクになり、施術後は化粧をせずに帰宅します。
そもそも洗顔が出来ないので化粧をしてしまうと落とせなくなりますし、穴の開いた肌にファンデーションの粉や液体が入り込むと非常に不衛生です。
施術当日からダウンタイムが比較的落ち着くまでは飲酒をしてはいけません。
なぜならアルコールは血液中に流れると血行が良くする働きをするからです。
血行が良くなると赤みや流血が復活する可能性が非常に高まります。
紫外線はお肌の大敵です。普段の肌でも刺激となりますが、施術後の弱った肌にはもっと刺激になります。
治療期間中は紫外線からしっかり守るように日焼け止めクリームを塗りましょう。
ただし、施術当日には日焼け止めは禁止となっていますので、帽子やマスク、サングラスなどで工夫をしてください。
ダウンタイムを短くするためにはどのような工夫をしたら良いのか、をまとめましたのでご紹介いたします。
施術の翌日以降(24時間以上経過)の化粧は可能とされていますが、濃くしすぎないように注意しましょう。
肌に刺激を与えすぎてしまうと、赤みがなくなるのが遅くなる可能性があります。ごしごしこすらないナチュラルメイクを基本とし、日焼け止め効果のあるファンデーションを肌に満遍なく、かつこすらず薄めに付ける努力をしてください。
また、施術後2~3日はアルコールが入った化粧品等を禁止しているクリニックがあります。
化粧品でいうアルコールは、エタノール(エチルアルコール)と呼ばれています。他にも○○アルコール、○○エタノールと付く成分はすべてアルコール類になります。
意外と化粧水などに清涼感を含ませる理由で、エタノールは多く配合されているので注意が必要です。
使用する前に必ず成分をチェックし、敏感肌やアトピーの方でも使える化粧品を最低限使うようにして下さい。
普段から肌に刺激の少ない化粧水やファンデーションを使っているのであれば問題はありませんが、先述の通りアルコール類が入っている化粧品・化粧水はおすすめ出来ません。
また、洗顔の際に肌に直接手を当て、ゴシゴシとこする方法は行ってはいけません。
施術後の正しい洗顔方法は以下の通りです。
どの工程でも肌に余計な刺激を与えない努力をして赤みを復活させないように気を付けましょう。
例えば近所のスーパーへの買い物や、ちょっとした用事程度に化粧をし、その後帰宅してメイクを落とすとなるとどうしても肌へ負担がかかります。
そこで、施術期間中のダウンタイム時には、ちょっとした買い物程度であれば化粧をあきらめるのもダウンタイムが早く終わるコツになります。
マスクや帽子を使用し、極力化粧を最低限にするもしくは化粧をしない方法を取るようにすると、肌に余計な刺激を与えずに済みます。
ダウンタイムが気になるから隠そうとして化粧をする行為によって、逆にダウンタイムが長引いてしまうと本末転倒となりますので、ダウンタイム時は化粧へのこだわりをバッサリと断ち切ると気持ちが楽になりますよ。
ダーマペンの施術後は「肌に負担になるか」「刺激が強すぎないか」をしっかりと考える必要があります。
どうしてもダウンタイムは存在しますので、いかに短く快適に乗り切るかを第一に考え、よりよい施術効果を得られるように努力していきましょう。