脱毛効果を実感できるのは、毛が生え変わるようになってきたころと言われています。
では、脱毛する期間や周期はどれくらい適切なのか?そもそも毛周期とは一体何なのか?についてご紹介します。
毛周期とは、髪の毛のサイクルとも呼ばれています。毛が生え出してから抜けるまでのトータルのサイクルです。
それぞれの期間を、成長期、退行期、休止期などと呼ばれています。
それぞれの状態を詳しく説明します。
成長期は、その名前が表すとおり、毛が伸びる時期のことです。成長期の毛は、根(毛根)が深く、毛色の元となるメラニン色素が濃いために、医療レーザー脱毛の効果が出やすいと言われています。
医療レーザー脱毛は、メラニン色素に反応して、熱を発生させます。その熱によって、毛根や周辺の発毛組織に熱ダメージが与えられます。
つまり、メラニン色素が濃く、毛根が深い毛ほど脱毛効果が高くなります。
毛周期の状態は、毛1本1本ごとに異なるため、大体2〜3ヶ月に1回のペースで施術を行って、成長期の毛を中心に脱毛していくのが一般的です。
退行期において、毛根が浅くなりメラニン色素も薄くなるため、医療レーザー脱毛の効果も出にくくなります。
休止期は、毛の成長が止まった状態で毛根がなくなるため、熱を与えても発毛組織に熱ダメージを与えることができません。
つまり、医療レーザー脱毛においては、成長期を狙って施術をほどこすことがポイントです。
医療レーザー脱毛は、成長期の毛に反応しやすいので、成長期の毛が多いタイミングで施術を受ければ、最も高い効果が得られます。
しかし、実際、成長期の毛かどうか見分けるのは困難です。
毛周期は個人差があって、「毛周期を見分けて永久脱毛を実現する」ということは、不可能であるとも言えます。
ムダ毛は1本1本異なるタイミングで生え変わりの時期を迎えるので、同じ部位においても退行期や成長期の毛がバラバラにあったりと、正確に見分けることはかなり難しいと言わざるを得ません。
しかし、成長期の毛が最も早いタイミングを狙うことは可能です。
脱毛1回につき、成長期を迎えているムダ毛の割合は、最大で15%〜20%ほどです。
2〜3ヶ月に1回のペースでレーザー脱毛をおこなうと、成長期のムダ毛が最も早いタイミングで脱毛が可能となります。
電車の広告などで「最短2週間に1回の脱毛ができる」という脱毛サロンの広告を見かけます。
短期間で脱毛ができる理由の一つは、照射できるパワーの弱さが考えられます。
医療レーザー脱毛の照射パワーは、非常に強いものがあります。毛周期を無視して脱毛処理をすると、肌への負担も大きくなっていきます。
一方、エステ脱毛やフラッシュ脱毛と呼ばれる脱毛方法は、照射パワーが弱く肌へのダメージが少ないので、短い間隔、期間で脱毛処理しても肌への影響も少なくてすみます。
しかし、短期間で脱毛しても、早く脱毛が完了できるというわけではありません。
肌への影響が少ないだけで、毛周期に合わせて脱毛したほうが、結果的に脱毛効率が良いのは、医療脱毛と同じです。
医療脱毛にせよ、フラッシュ脱毛にせよ、脱毛のメカニズムは同じです。毛周期に合わせたほうが、効率が良いことは間違いありません。
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▶医療脱毛と美容脱毛の違いとは?メリット・デメリットを紹介
生活習慣や日々のムダ毛ケアによって、毛周期は乱れます。毛周期が乱れると、脱毛効果がどうしても低くなることがあります。
毛周期は、毛抜きによる自分で脱毛や生活習慣の乱れによるホルモンバランスが崩れることによって、乱れていく可能性があります。
毛抜きで毛根から引き抜いてしまうと、毛周期が大きく乱れる可能性があります。
自分で脱毛する場合は、シェーバーなどで優しく剃毛してください。
睡眠不足やストレス、暴飲暴食などで生活習慣が乱れると、ホルモンバランスが崩れ、毛周期に影響を与えます。
日頃から生活習慣を乱さない、なるべく規則正しい生活を心がけてみましょう。
脱毛方法には、
などがあります。
フラッシュ脱毛や医療レーザー脱毛は、ともに毛根に反応して熱ダメージを与えるものなので、日焼けした肌や色素が沈着した部分にはお手入れはできないことがデメリットです。
フラッシュ脱毛は、肌への負担が小さく、痛みが少ない脱毛方法です。値段が手頃なのも人気の一つです。出力パワーが弱いため、部位にもよりますが、比較的、長い期間がかかるのがデメリットです。
医療レーザー脱毛は、医療機関がおこなうため、短期間で脱毛が終えられます。費用はやや高い傾向がありますが、トータルで考えると結果的に安くなることも多いです。
今回は、脱毛する期間や周期はどれくらいか?毛周期について詳しく説明しました。 それぞれ脱毛方法によるメリット、デメリットをふまえ、あなたに合った方法を選んでくださいね。